自分でパソコンを組み立てる、自作PCを作ってみたい。と考えている人も、いるのではないでしょうか。
最近では、自作PCは、やめとけ。メリットがない。と言われることも多くなってきています。
自作PCは、やめとけ。と言われる理由や、自作PCのメリット、注意点などを紹介します。
自作PCは、やめとけ。と言われる理由、デメリット
自作PCのデメリット1:安くない
10~15年ほど前までは、パソコンは自作した方が安かったので、安く高性能のパソコンを手に入れるために自作する人も多かったです。
ただ、最近は既製品のパソコンが安くなってきているため、費用面でのメリットはなくなってきています。
BTO(Build To Order)パソコンメーカーも多くなってきており、ある程度自由にパーツを選びながら、自分好みのパソコンを手に入れたいなら、BTOの方がおすすめできます。
自作PCのデメリット2:相性問題が発生することがある
昔に比べると減ってきてはいるものの、マザーボード、CPU、メモリ、グラフィックボードといったパーツによっては、相性が悪く、正しく組み立てたとしても、うまく動作しないことがあります。
また、ケースやマザーボード、電源の組み合わせによっては、配線が届かない。とか、通したいところに線が通らない。といったトラブルも、自作PCでは起こり得ます。
自作PCのデメリット3:保証が短い、ない
自作PCを作った場合、各パーツの保証期間は、おおむね1年です。
さらに、故障が発生した時に、どのパーツが壊れたのか特定ができないと、実質保証はないようなものです。
パソコンは数年~10年ほど使うものですから、長期保証がない。というのは、大きなデメリットといえます。
自作PCのデメリット4:時間がかかる
はじめて自作PCを作るなら、半日くらいはかかると思っておきましょう。
説明書や動画、本などを見ながら組み立てていると、それくらいはかかります。
既製品やBTOなら、完成品が届くわけですから、時間がかかる。ということも自作PCのデリットです。
このように、安くないし、相性問題で動かないことがあるし、時間もかかる。ということで、自作PCはやめとけ。メリットがない。と言われることが多くなってきています。
スポンサーリンク自作PCのメリット
自作PCのメリット1:自分の好きなパーツでパソコンが組める
自作PCの最大のメリットは、自分の好きなパーツでパソコンが組める。ということです。
費用面では既製品の方が安いことも多くなってきていますし、最近はBTOパソコンも色々とあります。
ただ、BTOパソコンでも選べるパーツの選択肢は限られており、自分の好きなパーツを自由に選んで作れるわけではありません。
自分の好きなデザインのケースや、ファンを選んでみたり、電源にこだわってみたり、個人のこだわりを100%実現できるのは、自作PCだけです。
自作PCのメリット2:自分でパーツ交換ができるようになる
自作PCを作る、実利的なメリットは、自分でパーツ交換ができるようになる。ということです。
パソコンパーツは、毎年新製品が発売され、どんどん高性能なものが発売されますが、一度自作PCを経験していれば、パソコンごと買い替えなくても、自分でパーツだけ交換して長く使うことができます。
自作PCのメリット3:楽しい、愛着が湧く
自分でパソコンを組んでいる時は楽しいですし、組み上げた後には達成感もあります。
また、自分で組んだパソコンには、愛着が湧きます。自分で作った料理は美味しく感じるのと同じですね。
自作PCのメリット4:友人に頼りにされる
自作PCの知識があれば、友人のパソコンの悩みに応えてあげることができ、喜ばれます。
知識のない人にとって、パソコンの箱の中身は未知の世界であり、不具合が起きたら修理に出すか、買い替えるか?という選択肢しか思い浮かびません。
買い替えないといけないかな・・・?と思っていたところ、パーツ交換で解決してあげることができれば、とても喜ばれますし、ご飯くらい奢ってもらえるかもしれません。
あまり頼られすぎるのも考えものですが(笑)
スポンサーリンクはじめて自作PCを作る時の注意点
メジャーなパーツを使う
初めて自作PCを作るなら、売上上位のメジャーなパーツを使うことをおすすめします。
よく売れているマザーボード、インテルのCPU、グラフィックボードはGeForce、有名メーカーのメモリなど、王道の組み合わせを選んでおけば、相性問題が発生する可能性を下げることができます。
あまり王道のものばかり選んでしまうと、既製品でも良いじゃないか。となってしまいますが、安心という点ではメジャーなものの方が安心です。
相性問題が発生していないか、調べる
組み立てようとしているパーツ名、たとえばマザーボードの型番とグラフィックボードの型番などで検索して、相性問題が発生していないか、事前に調べましょう。
不具合の書き込みがあったら、その組み合わせは控えておくことをおすすめします。
パソコンショップには、自作に詳しい店員さんもたくさんいるので、店頭で購入する場合は、このパーツで大丈夫そうか?店員さんのアドバイスを受けることも大切です。
パソコンショップの店員さんは自作PCが好きな人も多いので、熱く語ってくれます。
相性保証サービスを使う
パソコンパーツを販売している多くのショップでは、パソコンを自作する人向けに、相性保証サービスを展開しています。
購入金額の数%、数千円など、店舗によって異なりますが、相性問題で動かなかったらどうしよう。と不安な人は、相性保証をつけることをおすすめします。
CPUは高性能なものを選んでおく
自作PCは、自分でパーツを変えることで長く使うことができる。というメリットを紹介しましたが、CPUに関しては規格が変わってしまうと、マザーボードごと交換しないと付け替えることができません。
それに対し、メモリ容量が足りない。と思ったらメモリは後から増設できますし、もっと高性能なグラフィックボードが欲しい。と思ったら、交換することは比較的容易です。
ですから、CPUは、ある程度高性能なものを選んでおくことをおすすめします。
電源は80PLUS認証を受けているものを選ぶ
デスクトップPC用の電源の変換効率に関する認証制度として、「80PLUS認証」というものがあります。
最近では認証を受けていない電源はほとんどありませんが、安定性の観点から、80PLUS認証を受けているもの(最低でもスタンダード)を選ぶことをおすすめします。
認証を受けていない電源には、中には出力が不安定で、パソコンが突然落ちたり、パーツにダメージを与えてしまうものもあります。
スポンサーリンク自作PCを作る自信がなくなったなら、BTOパソコンで
ここまで記事を読んで、自作PCを作る自信がなくなってしまった人には、パソコンショップのBTOパソコンがおすすめです。
自作するよりはパーツの選択肢は減ってしまいますが、既製品に比べれば、ある程度の選択肢の中から自分好みのパソコンを作り上げることができます。
BTOパソコンを販売しているショップは複数あり、ショップによって採用しているパーツも違うので、その中から一番自分に合った物を選びましょう。
BTOパソコンなら、動作確認や保証などはしっかりしています。
まとめ
今の時代において、自作PCの費用面でのメリットはなくなっているので、自作PCをおすすめできるのは、趣味として自分でPCを組んでみたい。という人が中心となります。
私も自作したことがありますが、自分で組み上げたパソコンには愛着が湧きますし、達成感もあります。
ある意味、自己満足になってしまいますが、そういった部分で自作をしてみたい!という人は、挑戦してみてはいかがでしょうか。新しい趣味ができるかもしれません。
こちらのページでは、自作PCとBTOパソコンの比較をしています。
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