iPhone11やXs、XRには、eSIMが内蔵されており、デュアルSIMで運用することができるのですが、日本では、eSIMのサービスを提供している業者がほとんどありません。
eSIMの、日本国内での対応状況、今後の流れについて紹介していきましょう。
IIJでは、既にeSIMに対応している
IIJでは、2019年7月から、eSIMのサービスを提供しています。
データ通信のみですが、6GB1,520円と、大手キャリアよりは格安で提供されています。
大手キャリアの1GBプランに、IIJのeSIMプランを組み合わせて月額料金を下げるといった使い方をされているようです。
楽天モバイルでは、まもなく開始へ
楽天モバイルでは、現在、自前で基地局を建設をして、ドコモ、AU、ソフトバンクに続く第4のキャリア(MNO)になろうとしています。
楽天モバイルから発売されている端末、Rakuten miniは、SIMカードスロットがない、eSIM専用端末です。
このような端末を発売するということは、楽天モバイルではeSIMを利用することができるのは間違いないですね。
楽天モバイルのMNOサービスは、2020年春頃に本格開始が予定されているので、それに合わせてeSIMサービスも展開されることでしょう。
今後、楽天モバイルでiPhoneの取り扱いが本格的にはじまり、eSIMを利用することができるようになれば、iPhoneのeSIM用の回線として人気が出るかもしれません。
ドコモ、AU、ソフトバンクでは、本格展開の予定はなし
今のところ、ドコモ、AU、ソフトバンクでは、e-SIM通信サービスの本格展開の予定はありません。
Apple watchや、一部スマートフォンの子機向け程度にしか提供されていません。
iPhoneにeSIM機能が搭載されたことで、三大キャリアでもeSIMのサービスが本格的にはじまるのではないかと期待されていましたが、期待はずれに終わっています。