今度のiPhoneに搭載される、A12プロセッサの性能は、どれくらいになるのかな?
A12プロセッサは、A11プロセッサから、2割程度性能が上がるみたいよ。
Apple A12プロセッサのスペック、ベンチマークスコアなど、リーク情報を紹介していきましょう。
性能、スペック
Apple A12プロセッサは、台湾のTSMCが独占的に契約し、供給することが決まっているようです。
A12プロセッサは、7nmプロセスで製造され、より性能が向上するとの予想が出ています。(A11プロセッサは、10nm)
Apple A12プロセッサの性能は、A11プロセッサと比べ、2割程度性能が向上するとの予想が出ています。
A11プロセッサは、A10プロセッサに比べ、3割ほど性能が向上したので、それに比べると向上幅は小さくなりそうです。
A11プロセッサは、今でもAndoridoに使われる最高スペックのSnapdragon845を上回る性能なので、ある程度余力を持っているのかもしれません。
この感じなら、A12プロセッサは、後から発売されるSnapdragon855を上回り、スマホ向けプロセッサとして最高の性能をキープすることができるでしょう。
また、一般的にプロセスが小さければ小さいほど、省電力化にもつながるので、バッテリーの持ちも向上すると予想することができます。
プロセスとは?
プロセッサ(CPU)の製造プロセスで、何nmプロセスという言葉をよく耳にします。
そもそも、プロセスとは何なのでしょうか。
プロセス、プロセスルールとは、プロセッサ内の基本的な配線の太さのことです。
プロセスが小さければ小さいほど、同じサイズの中にたくさんの回路を配置することができ、性能を向上することができます。
また、距離が短くなることによって、電流の抵抗も小さくなり、消費電力も小さくすることができます。
プロセスルールは、10年前は70nm程度が主流でしたから、この10年で10分の1程度に微細化されています。
10年前のプロセッサと今のプロセッサの性能を比較すると、10倍以上になっているものも珍しくありません。それも、プロセスルールの微細化が実現していることが大きく寄与しています。
製造メーカー
最近のアップルのプロセッサは、台湾のTSMCというメーカーがすべて受け持っています。
iPhone6sに搭載されていたA9プロセッサまでは、韓国サムスンと台湾TSMCの2社で製造していたのですが、サムスン製のプロセッサは性能が低く、電力消費が多いなど、ハズレだと言う声が多く聞かれました。
そういった声を受けて、iPhone7に搭載されたA10プロセッサからは、TSMC一本に絞っているようです。
A12プロセッサも、引き続き台湾TSMCがすべての生産を受け持つとの予想が出ています。プロセッサの性能のブレの心配はしなくて良さそうですね。
アップルとサムスンは、iPhoneとGalaxyでライバル関係にある。という事情も関係してるのかもしれません。
ベンチマークスコア
Apple A12プロセッサの主なベンチマークソフトの予想スコアを紹介します。
Antutu Benchmark v6・・・約25万点
3DMark・・・約3万点
Mozilla Kraken・・・約570点
Octane V2・・・約42,000点
Geekbench・・・約5,000点
歴代プロセッサのベンチマークスコア比較
A6プロセッサからA11プロセッサまでのベンチマークしコアを、Geekbenchで比較してみましょう。
A6プロセッサ・・・約750
A7プロセッサ・・・約1250
A8プロセッサ・・・約1500
A9プロセッサ・・・約2500
A10プロセッサ・・・約4300
A11プロセッサ・・・約5000
登場時期
Apple A12プロセッサは、2018年9月に発表されるiPhone8sと、iPhoneXの後継機に搭載されるとの予想が出ています。
それよりも前に発売が予想されている、iPhoneSE2には、A11プロセッサが搭載されるとの予想が出ています。
iPhoneSE2の最新情報は、こちらのページで紹介しています。
新型 iPhoneSE2 最新情報!発売日、デザイン画像、サイズ、カラー、防水、イヤホンジャックなどリーク情報
※追記
一部では、A12プロセッサの製造が予定よりも遅れる。という報道もあります。
一応、新型iPhone発売予定の9月には製造自体は開始されているようですが、当初の計画よりも遅れるとなると、発売直後に殺到するiPhoneの注文に対応できず、納期が長くなることも予想されます。