[speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="inu.jpg" name="ワン吉くん"]Snapdragon 845が発表されたね。性能はどれくらいなのかな?[/speech_bubble]
[speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="usagi.jpg" name="ウサギ先生"]Snapdragon 845の詳しい情報を教えてあげる。[/speech_bubble]
Snapdragon 845のスペック、Antutuベンチマークスコア、Kirinプロセッサとの比較などを紹介していきましょう。
Snapdragon 845のスペック
Snapdragon 845とは、多くのAndroid端末に採用されているSoC(CPU)つまり、頭脳となる部分の最新モデルで、最も高性能なモデルです。
Snapdragonシリーズではじめて、7nmプロセスで製造されました。(Snapdragon835は10nm。基本的には数字が小さいほど、高性能にしやすくなります。)
CPUは、最大2.8GHzで駆動するコアを4つ、最大1.8GHzで駆動するコアを4つの、合計8コアを搭載している、オクタコアプロセッサです。
カメラ性能の向上に寄与
Snapdragon 845は、動画、写真撮影に関係する性能も強化されています。
4K 60fpsの動画撮影にも対応。
色相(表現できる色の数)は、Snapdragon 835では、1670万色だったものが、Snapdragon 845では、なんと10億色以上にまで向上しています。
今後は、プロセッサ側の性能ではなく、ディスプレイ側、プリンター側の性能がボトルネックになってきそうです。
最近話題のAIにも対応しており、ユーザーの使い方に合わせた処理の最適化や、写真撮影の際の自動でのモード選択などに役立ちそうです。
他のCPUと比較
さて、Snapdragon 845プロセッサはSnapdragonシリーズで最高性能なわけですが、他のCPUと比べて性能はどうなのか、比較してみましょう。
これまでSnapdragonシリーズで最高性能だった、Snapdragon 835と比較すると、CPU性能は約25%向上、グラフィックス性能は約30%向上しているということです。
また、最近シェアを伸ばしている、Huaweiの最高性能のSoCである、Kirin 970と比較しても、CPU処理能力は約25%上回っているようです。
グラフィックス性能がどうかは不明ですが、Snapdragon835とKirin970の性能差から考えても、Kirin970を上回ることは確実でしょう。
一方、iPhoneなどに搭載されているA11プロセッサと比較すると、CPU処理能力、グラフィックス性能ともに若干劣る性能となるようです。
A11プロセッサ発表時、とんでもない高性能だ。と話題になりましたが、来年もA11プロセッサの優位性は保たれそうです。
Antutuベンチマークスコア
スマートフォンのプロセッサの処理能力の指標によく使われるベンチマークとして、Antutuベンチマークがあります。
Snapdragon 845のAntutuベンチマークスコアは、約21万点です。
CPUの処理能力は、Snapdragon 835から約25%アップしたということですから、大体それくらいの数値ですね。
Snapdragon835のスコアは、約17万点
Kirin970のスコアも、約17万点
A11プロセッサのスコアは、約23万点
こうして比較してみると、やはりA11プロセッサの性能の高さが目立ちます。
Snapdragon 845搭載機種
Snapdragon845の搭載を予定している機種を紹介します。
まず、Xiaomiの次期フラッグシップ機種である、Mi7に搭載することが公式に発表されています。
その後、Galaxy S9や、次期Xperiaなど、ハイエンドモデルを中心に搭載されることでしょう。
なお、Galaxyシリーズ発売前後では、生産分のほとんどがGalaxyシリーズに割り当てられると予想されており、他の機種はあおりを受けることになりそうです。