クアルコムから、ミドルレンジ向けプロセッサ、Snapdragon600番台初の5G対応プロセッサ、Snapdragon 690が発表されました。
Snapdragon 690の性能、ベンチマークスコア、サポートする機能など、気になる情報を紹介していきましょう。
Snapdragon 690の性能
Snapdragon 690の性能は、Snapdragon 675よりも2割ほど向上している。と発表されています。
Snapdragon 675のAntutuベンチマークスコアは、約21万点なので、Snapdragon 690のスコアは、25万点程度になると予想することができます。
25万点というと、Snapdragon 730と同程度のスコアです。
Snapdragon 690は、8nmプロセスルールで製造され、最大2GHzで動作するKyro 560が採用されています。
Snapdragon 690は、5G対応
Snapdragon 690は、5G通信に対応していることが最大の目玉です。
通信速度は、下り最大2.5Gbpsまで対応しています。
その他のサポート機能
Snapdragon 690の、その他のサポートしている機能を紹介します。
ディスプレイは、フルハイビジョン画質で120Hzまで対応しています。
カメラは、1億9200万画素のセンサーや、ハイビジョン画質で240FPSのスローモーション撮影に対応しています。
これは、Snapdragon 690を搭載するスマートフォンがこのレベルの性能を持つ。ということではなく、最大でここまで対応している。ということです。
ミドルレンジにも5G対応機種が拡大か
今回、ミドルレンジ向けの600番台に5G対応のプロセッサが投入されたことで、ミドルレンジで5G通信に対応した機種が増えていくものと思われます。
プレスリリース内でも、シャープ、モトローラ、LG、ノキア、TLCなどがこのプロセッサを搭載する計画だ。との発表がありました。
5G対応のSnapdragon一覧
5Gに対応したSnapdragonシリーズを一覧で紹介します。
・Snapdragon 865 5G
・Snapdragon 765G
・Snapdragon 768G
・Snapdragon 690 5G
現時点では、5Gに対応したSnapdragonは、4種類です。
今後も、ラインナップの拡充に期待したいですね。
いずれは、エントリークラス向けの400番台でも対応してくることでしょう。