エリアも広くなり、全国の方におすすめできるようになりました。
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これまで、IIJ mioくらいしか発行している通信会社がなかったeSIMですが、楽天モバイルが積極的に展開したのを皮切りに、大手三社もeSIMの発行をはじめました。
eSIMと物理SIMどっちがいいのか、eSIMのメリット、デメリットや、eSIMと物理SIMの違いを比較していきましょう。
また、eSIMから物理SIMへ、物理SIMからeSIMへ、eSIM再発行の方法と、手数料も紹介します。
eSIMに関する疑問をまとめて解消できます。
eSIMと物理SIM、どっちがいい?
eSIMと物理SIM、どっちが良いのか?結論からいうと、多くの場合で、物理SIMを選んだほうが良いです。
ただし、以下の場合は、eSIMをおすすめします。
・すぐに開通させたい場合
物理SIMの場合、申し込んでからSIMカードが到着するまで、数日待つ必要があります。
eSIMなら、申し込んでから数分~数時間で開通し、すぐに使うことができます。
すぐに使いたい場合は、eSIMがおすすめです。
・デュアルSIMのサブ回線で使う場合
多くのデュアルSIM対応機種は、物理SIMとeSIMのデュアルSIMに対応しています。
メイン回線は物理SIMを使い、サブ回線にはeSIMを使うという組み合わせがおすすめです。
・海外で使う場合
海外で通信できるSIMカードを使う場合、今までは、空港でSIMカードを購入するのがメインでしたが、eSIMを使えば、オンラインでの手続きのみで、海外で使えるようになります。
・eSIM専用端末で使う場合
eSIMにしか対応していないeSIM専用端末で使いたい場合は、eSIMがおすすめというか、eSIMにしないと使えません。
なぜ、多くの場合で物理SIMを選んだほうが良いのか?ここからは、eSIMと、物理SIMについて、詳しく解説していきます。
スポンサーリンクeSIMとは
eSIMとは最近広まってきたものなので、何なのかよくわからない方もいるかと思います。
物理SIMとは、SIMカードをスマホに入れて通信ができるようになるものですが、eSIMとは、SIMカードが最初からスマホに内蔵されていて、設定をするだけですぐに使えるようになるものです。
eSIMが使えるキャリア、格安SIM
eSIMは、全ての通信会社から提供されているわけではありません。
eSIMが使えるキャリア、格安SIMは、以下のとおりです。
・ドコモ
・ahamo
・AU
・povo
・UQモバイル
・ソフトバンク
・LINEMO
・ワイモバイル
・楽天モバイル
・IIJ mio
各社、オンラインでかんたんに申し込むことができます。
povo、LINEMO以外は、店頭でも申し込むことができます。
mineoやOCNモバイルONEなどは、eSIMには対応していません。
eSIM対応機種一覧
eSIMを利用するには、その端末がeSIMに対応している必要があります。
最近は、eSIMに対応している端末が増えてきましたが、今でも対応していない機種は発売されていますし、少し前の機種は多くが対応していません。
eSIMに対応している主な機種を紹介します。
・iPhone 13シリーズ
・iPhone 12シリーズ
・iPhone XSシリーズ
・iPhone XR
・iPhone SE(第2世代)
・Xperia 10 Ⅲ Lite
・AQUOS sense6
・AQUOS zero6
・Pixel 6
・Pixel 5
・Pixel 4シリーズ
・OPPO Find X3 Pro
・OPPO Reno5 A
・OPPO A73
iPhoneと、Pixelシリーズが積極的に対応してきています。
Xperiaは、Xperia 10 Ⅲ Liteでようやく対応しました。
Galaxyシリーズは、今でもeSIMには対応していません。
この他にもeSIM対応機種はいくつかありますが、「機種名+eSIM対応」と検索すれば、調べることができます。
スポンサーリンクeSIM専用端末一覧
ごくまれに、物理SIMに対応していない、eSIM専用端末があります。
eSIM専用端末は、以下のとおりです。
・Rakuten Mini
・Rakuten Hand
・Rakuten BIG
・Rakuten BIGs
楽天モバイルのオリジナル端末ばかりですね。
楽天モバイルは、eSIMに力を入れているキャリアであるということもあり、eSIM専用端末を積極的に販売しています。
これらの機種を使いたいなら、eSIMを選択する必要があります。
eSIMのメリット
まずは、eSIMのメリットを紹介します。
メリット1:SIMカードの到着を待つ必要がない
eSIMは、オンライン上で開通手続きが完了し、APN設定をすればすぐに使うことができます。
店舗に足を運んだり、自宅でSIMカードの到着を待つ必要がありません。
いますぐ使いたい方におすすめです。
メリット2:1つのスマホで2つの回線を使い分けることができる
デュアルSIMに対応したスマホであれば、メイン回線に物理SIMを、サブ回線にeSIMを割り当てることで、1つのスマホで2つの回線を使い分けることができます。
たとえば、プラーベートの電話番号と仕事の電話番号を1台のスマホで使い分けたり、通話用の回線と通信用の回線を分けることができます。
メリット3:回線を使い分けて、通信費を抑えることができる
デュアルSIM対応のスマホで、回線をうまく使い分けることで、通信費を抑えることができます。
回線の使い分けについては、後の項目で詳しく解説します。
メリット4:海外ですぐに使える
海外に行った時に、現地で使えるSIMカードを購入することなく、オンラインの手続きだけですぐに使うことができます。
スポンサーリンクeSIMのデメリット
次に、eSIMのデメリットを紹介します。
デメリット1:eSIMに対応している端末が少ない
eSIMに対応しているのは、最近のiPhone、Pixelと、一部のXperia、AQUOSシリーズ、OPPOの機種など、まだまだ少ないです。
機種変更をする時に、その機種がeSIMに対応していなければ、物理SIMに戻す必要があります。
しかも、あとから解説しますが、eSIMから物理SIMに戻すのには、店頭にいかないといけなかったり、手数料がかかったりと、手間のかかる通信会社が多いのが現状です。
デメリット2:eSIMを発行している通信会社が少ない
eSIMを発行している通信会社は、ドコモ、AU、ソフトバンク、楽天モバイル、IIJ mioだけです。
その他の多くのMVNOは、eSIMには対応していません。
デメリット3:開通時にネット回線が必要
eSIMの回線を開通させるための手続きをするために、ネット回線に接続する必要があります。
自宅のWi-Fiを使う、家族のスマホでテザリングをする、フリーWi-Fiを使うなど、何かしら別の回線に接続していないと、開通手続きができません。
デメリット4:機種変更時に再発行が必要
物理SIMは、SIMカードのサイズが同じなら、機種変更をする時にはSIMカードを入れ替えるだけで完了ですが、eSIMの場合は、機種変更をする時に、eSIMの再発行をする必要があります。
オンラインで手続きをすることができて、すぐに完了しますが、物理SIMにはないひと手間かかります。
デメリット5:2台持ちで共用はできない
物理SIMなら、スマホを2台持ち、3台持ちしていても、SIMカードを入れかるだけでそれぞれのスマホが使えるようになります。
eSIMの場合は、2台持ち、3台持ちしている別のスマホで使いたい時は、毎回eSIMの再発行手続きをする必要があります。これはとても面倒ですから、複数台のスマホで同じeSIMを共有することはできないと思っておきましょう。
スポンサーリンク物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
各社の物理SIMからeSIMへ変更する方法と、手数料を紹介します。
ドコモ、物理SIMからeSIMへ変更方法、手数料
ドコモオンラインショップ、ドコモショップ、コールセンターで変更可能
手数料・・・ドコモショップ、コールセンター2,200円、オンラインショップ0円
【オンラインでの変更方法】
ドコモオンラインショプのSIMカード申し込みページにアクセスし、dアカウントでログインします。
「ドコモeSIM」を選択し、「eSIMの発行(お持ちのeSIM機種で利用する)」を選択します。
「申し込み手続きに進む」を選択します。
EIDを入力し、申込書交付方法を選択し、注意事項を読んで次に進んで、注文を確定すると、eSIMへの変更が完了します。
EIDは、iPhoneなら、設定→一般→情報の画面で確認することができます。
Androidなら、設定→デバイス情報→SIMステータスの画面で確認することができます。
【注意】
2021年10月25日からオンライン上での再発行受付を停止中。
ドコモショップで受付可能、特例として手数料無料となっています。
ahamo、物理SIMからeSIMへ変更方法、手数料
ahamoサイト上で変更可能
手数料・・・0円
【オンラインでの変更方法】
ahamoの公式サイトにログインし、左上の「三」のメニューから、「その他の手続き」を選択します。
「eSIM発行・再発行のお手続き」を選択し、EIDを入力します。
連絡先メールアドレスを入力し、注意事項を読んで次へを押し、内容を確認して同意するにチェックを入れ、注文を確定すれば、変更が完了します。
スポンサーリンクAU、物理SIMからeSIMへ変更方法、手数料
AUショップ、オンライン(My AU)で変更可能
手数料・・・AUショップ2,200円、オンライン無料
【オンラインでの変更方法】
My AUアプリを開き、ご契約回線詳細ページの、eSIM再発行を選択します。
契約回線種別を選択し、契約内容の確認方法を選択します。
eSIM再発行を申し込むを押すと、申込みが完了します。
申込書番号が発行されるので、控えておきましょう。
次に、オンライン回線切替のお手続きページに進み、SIM、eSIM交換のお客様を選択します。
注意事項を確認し、さきほどの申込書番号と、電話番号、暗証番号を入力します。
入力内容を確認し、送信すれば、変更が完了します。
povo2.0、物理SIMからeSIMへ変更方法、手数料
povo2.0アプリ上から変更可能
手数料・・・無料
AUのSIMカードからpovo2.0に乗り換えた場合、物理SIMからeSIMへの変更はできません。
UQモバイル、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
UQショップオンラインで変更可能
手数料・・・無料
UQモバイルでeSIMを利用できるのは、くりこしプラン+5Gのみです。
他のプランを利用している場合は、くりこしプラン+5Gプランに変更しておきましょう。
【オンラインでの変更方法】
UQモバイルのeSIM発行ページにアクセスし、「お手続きはこちら」を選択します。
AUIDでログインし、契約回線種別を選択し、次へを押します。
注意事項を確認し、契約内容の確認方法を選択し、「eSIM再発行を申し込む」を押せば、変更完了です。
ソフトバンク、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
ソフトバンクショップで変更可能
手数料・・・3,300円
LINEMO、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
オンラインで変更可能
手数料・・・0円
【オンラインでの変更方法】
SIMの変更・再発行ページにアクセスし、eSIMを選択します。
LINEMOのIDでログインし、変更、再発行履歴の確認方法を選択して、次へ進みます。
申込内容を確認し、申込みを確定すれば、変更完了です。
ワイモバイル、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
ワイモバイルショップで変更可能
手数料・・・3,300円
スポンサーリンク楽天モバイル、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
オンラインで変更可能
手数料・・・3,300円
【オンラインでの変更方法】
My楽天モバイルにログインし、右上の「三」のメニューから、「契約プラン」を選択します。
各種手続きから、SIM交換を選択します。
SIM交換・再発行の理由で「その他」を選択し、SIMタイプで「eSIM」を選択したら、「再発行する」を押します。
お申込内容の確認ページで「次へ進む」を押すと、申し込みが完了します。
申し込み番号(準備中)と表示されるので、そこを選択し、「開通手続きをする」を押します。
QRコードを読み取って初期設定をすれば、完了です。
IIJ mio、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
変更不可能です
eSIMを再発行する方法、手数料
冒頭で紹介したとおり、機種変更をする時は、eSIMの再発行をする必要があります。
各社の、eSIM再発行方法と、手数料を紹介します。
ドコモ、eSIMの再発行方法、手数料
ドコモショップ、オンライン上で再発行可能
手数料・・・無料
【注意】
2021年10月25日からオンライン上での再発行受付を停止中。
ドコモショップで受付可能、特例として手数料無料となっています。
ahamo、eSIMの再発行方法、手数料
オンライン上で再発行可能
手数料・・・無料
【注意】
2021年10月25日からオンライン上での再発行受付を停止中。
ドコモショップで受付可能、特例として手数料無料となっています。
AU、eSIMの再発行方法、手数料
AUショップ、オンライン上で再発行可能
手数料・・・AUショップ2,200円、オンライン無料
【注意】
2021年11月5日からオンライン上での再発行受付を停止中。
AUショップで受付可能、特例として手数料無料となっています。
povo2.0、eSIMの再発行方法、手数料
チャットサポートで再発行可能
手数料・・・440円(当面無料のようです)
UQモバイル、eSIMの再発行方法、手数料
AUショップ、UQスポット、オンラインで再発行可能
手数料・・・店頭2,200円、オンライン0円
【注意】
2021年11月5日からオンライン上での再発行受付を停止中。
AUショップ、UQスポットで受付可能、特例として手数料無料となっています。
ソフトバンク、eSIMの再発行方法、手数料
ソフトバンクショップ、オンラインで再発行可能
手数料・・・店頭3,300円、オンライン0円
【注意】
ソフトバンクで機種変更をする時は、eSIMの再発行ではなく、機種変更の手続きが必要となります。
LINEMO、eSIMの再発行方法、手数料
サポートから変更可能
手数料・・・無料
ワイモバイル、eSIMの再発行方法、手数料
ワイモバイルショップ、オンラインから変更可能
手数料・・・店頭3,300円、オンライン無料
楽天モバイル、eSIMの再発行方法、手数料
オンラインから変更可能
手数料・・・無料
IIJ mio、eSIMの再発行方法、手数料
オンラインから変更可能
手数料・・・220円
スポンサーリンクeSIMから、物理SIMへの変更方法、手数料
物理SIMからeSIMに変更するのは、各社オンラインで手続きを行えば簡単に変更でき、手数料も無料のところが多いのですが、eSIMから物理SIMへの変更は、手間がかかるところが多いです。
ドコモ、eSIMから物理SIMへ変更方法、手数料
ドコモショップで変更可能
手数料・・・2,200円
ahamo、eSIMから物理SIMへ変更方法、手数料
サポートへ電話して変更可能
手数料・・・2,200円
AU、eSIMから物理SIMへ変更方法、手数料
AUショップで変更可能
手数料・・・2,200円
povo2.0、eSIMから物理SIMへ変更方法、手数料
チャットサポートから変更可能
手数料・・・2,200円
UQモバイル、eSIMから物理SIMへ変更方法、手数料
UQショップから変更可能
手数料・・・3,300円
ソフトバンク、eSIMから物理SIMへ変更方法、手数料
ソフトバンクショップから変更可能
手数料・・・3,300円
LINEMO、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
サポートから変更可能
手数料・・・無料
ワイモバイル、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
ワイモバイルショップから変更可能
手数料・・・3,300円
楽天モバイル、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
オンラインから変更可能
手数料・・・無料
IIJ mio、物理SIMからeSIMへの変更方法、手数料
変更不可能
eSIMから物理SIM、eSIMの再発行、物理SIMからeSIMへの変更が全て無料で、オンラインのみで完結するのは、楽天モバイルだけです。
このことからも、eSIMを運用するなら、楽天モバイルが一番おすすめです。
スポンサーリンクeSIMを利用する時の注意点
eSIMを利用する時に注意すべき点を紹介します。
1.eSIMに対応しているかを確認する
2021年現在、eSIM対応機種はまだまだ少ないです。
使おうと思っている端末がeSIMに対応しているかどうか、確認しましょう。
2.eSIM非対応機種に機種変更しないかどうか
先の項目で紹介しましたが、現状、eSIMから物理SIMへの変更は、とても面倒です。
今後、eSIM非対応機種に機種変更する可能性があるのなら、物理SIMにするか、楽天モバイルのeSIMをおすすめします。
3.開通手続き時のネット回線を用意できるか
eSIMの開通手続きには、ネット回線が必要です。
最近はコンビニやマクドナルドなどにもフリーWi-Fiがありますから、それを利用すれば良いですが、近所にフリーWi-Fiがないという方は、注意が必要です。
まとめ
eSIMのメリット、デメリット、自分にはどっちがいいか、お分かりいただけたでしょうか?
おそらく、今後のiPhoneシリーズと、Pixelシリーズは全てeSIMに対応してくるでしょうが、Xperiaシリーズはまだ不透明であり、Galaxyに至っては2021年現在もeSIMには対応していません。
ずっとiPhoneを使い続けている方なら、メインのSIMをeSIMにしても良いでしょうが、それ以外の方は、すぐに開通させたいといった理由がない限り、物理SIMをメインにした方が良いでしょう。
毎月のスマホ代を安くしたいなら
毎月のスマホ料金を安くしたいなら、楽天モバイルがおすすめです。使った分だけ、0円から、最大でも3,278円までです。
エリアも広くなり、全国の方におすすめできるようになりました。
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