このページでは、格安SIM、MVNOのシェア、契約数ランキングと、上位MVNOの特徴を紹介します。
もくじ
MVNOシェア(契約数)ランキング
2017年4月時点でのシェアは、以下のとおりです。
1位 | OCNモバイルONE | 約17% |
2位 | IIJ mio | 約16% |
3位 | 楽天モバイル | 約11% |
4位 | mineo | 約9% |
5位 | FREETEL | 約5% |
2017年9月、楽天モバイルが、FREETELを買収することが発表されました。
これにより、僅差でIIJ mioを抜き、楽天モバイルがシェア2位に躍り出ることになります。
個人ユーザーのシェア
上で紹介したMVNOのシェアは、個人、法人を含めたトータルのシェアです。
個人で契約を考えている方は、個人ユーザーのシェアの方が参考になるでしょう。
2017年の7月時点での個人ユーザーのシェアは、以下のとおりです。
1位 | 楽天モバイル | 約20% |
2位 | OCNモバイルONE | 約13% |
3位 | mineo | 約13% |
4位 | IIJ mio | 約11% |
5位 | UQモバイル | 約8% |
シェアの動向
超激戦となっている格安SIM、MVNO業界ですから、シェア上位の大手も悠長にはしていられません。
上位のMVNOでも、シェアを落としているところがあります。
2016年から2017年にかけて、シェアを増やしている、減らしているところを紹介します。
<シェアを増やしているところ>
・楽天モバイル
・mineo
・UQモバイル
・LINEモバイル
楽天モバイルは、FREETELを買収して、さらに爆発的にシェアが伸びそうです。
mineoは、サポートに定評があり、ユーザー満足度No1です。
UQモバイルは、KDDI系列で、安定した通信速度や、CMで攻勢をかけています。
LINEモバイルは、シェア自体は小さいですが、慣れしたんだLINEの格安SIMということで、新規ユーザーを着実に取り込んでいます。
<シェアを減らしているところ>
・OCNモバイルONE
・IIJ mio
・Uモバイル
OCNモバイルとIIJ mioは、法人には強いですが、個人ユーザーの獲得が課題のようです。
Uモバイルは、橋本環奈ちゃんがイメージキャラクターですが、CMが少し少ないでしょうか?こちらも個人ユーザーの取り込みが課題のようです。
とはいっても、FREETELが、佐々木希や高田純次をイメージキャラクターに採用し、積極的にCMを展開した結果、資金繰りが行き詰まり楽天モバイルに買収された。という事実もあるので、なかなか難しいところですね。
あとは、厳密にはMVNOではないのでここには出てきていませんが、ソフトバンク系列のワイモバイルも、シェアを確実に伸ばしています。
ランキング上位MVNOの特徴
シェアランキング上位のMVNOは、みんなが選んでいるわけですから、何かしら魅力的なポイントがあるはずです。
シェアランキング上位のMVNOの魅力、特徴を紹介します。
楽天モバイル
楽天モバイルは、「スーパーホーダイ」と、「時間無制限のかけ放題」が特徴的なMVNOです。
<スーパーホーダイ>
スーパーホーダイとは、データ通信と5分かけ放題がセットになったプランです。
これだけなら、特に珍しいプランではないのですが、スーパーホーダイは、データ通信量を使い切っても、1Mbpsでの通信が使い放題となっています。
1Mbpsあれば、YouTubeなどの動画も、標準画質ならスムーズに見ることができます。
スーパーホーダイにはプランS、プランM、プランLと3種類あります。
プランS・・・高速データ通信2GB、月額料金1年目1,980円・2年目2,980円
プランM・・・高速データ通信5GB、月額料金2,980円・2年目3,980円
プランL・・・高速データ通信14GB、月額料金4,980円・2年目5,980円
<時間無制限のかけ放題>
楽天モバイルには、時間無制限、回数無制限のかけ放題があり、月額2,380円のオプションとなっています。
格安SIMで時間、回数無制限のかけ放題があるところは少ないので、通話時間が長い方におすすめです。
5分かけ放題も、月額850円のオプションで用意されています。

OCNモバイルONE
OCNモバイルONEは、「トップ3かけ放題」オプションが特徴的なMVNOです。
トップ3かけ放題とは、その月の国内通話料上位3番号の通話料が0円になるオプションで、月額850円でつけることができます。
長時間話す相手は、家族や恋人など、限られている事が多いのではないでしょうか?
長時間話す相手が決まっていて、3人以内だよ。という人は、楽天モバイルの無制限かけ放題をつけるよりも、OCNモバイルのトップ3かけ放題を利用したほうが、安く済ませることができます。

mineo
mineoは、「フリータンク」と、「パケットギフト」が特徴的なMVNOです。
フリータンクとは、データ通信量が余ったユーザーがタンクに寄付をして、足りないユーザーが引き出すことができる仕組みです。
データ通信量は、毎月1GB引き出すことができるので、本来のプランよりも1GB多く使える。と考えることができます。
パケットギフトとは、mineoユーザー間でデータ通信量をやりとりすることができる仕組みです。
パケットギフトは、コード番号でやりとりをするのですが、この番号がヤフオクやメルカリで1GBあたり200円程度で取引されています。
普通、データ通信量を追加しようと思ったら1GBあたり1,000円くらいかかるので、とてもお得ですね。
IIJ mio
IIJ mioは、「コミコミセット」が特徴的なMVNOです。
コミコミセットとは、「端末代金」「3分かけ放題」「3GBの高速データ通信」がセットになったプランです。
欲しい端末がプラン内にあれば、端末を別に購入するよりもお得に使うことができます。
コミコミプランには、月額1,880円のプランと、2,480円のプランがあります。
・月額1,880円のプラン
端末・・・nova lite、VAIO PhoneA、ZenFone Live
料金・・・1年目1,880円、2年目2,880円、3年目以降2,200円
・月額2,480円のプラン
端末・・・P10 lite、arrows M04、AQUOS SH-M04-A
料金・・・1年目2,480円、2年目3,480円、3年目以降2,200円
UQモバイル
UQモバイルは、「安定した通信速度」と「家族割引」が特徴のMVNOです。
UQモバイルは、昼休み時間帯など混雑する時間帯でも、通信速度が安定しています。
具体的には、常に10Mbps程度の速度で安定しています。
他のMVNOは、2~3Mbps程度にまで速度が低下するところが多いですので、UQモバイルはKDDIグループだから特別扱いされているんじゃ?と指摘されているくらいです。
実際特別扱いされているかどうかは知りませんが、ユーザーには嬉しいことです。
また、UQモバイルは月額1,980円から利用することができることをアピールしていますが、「UQ家族割」で、2回線目以降は月額料金が500円引きで、1,480円~となります。