楽天モバイルでは、「あなただけの小さな4G基地局」をつくることができる、Rakuten Casaが販売されています。
Rakuten Casaとは何なのか。無線LANルーター、WiFiルーターとはどう違うのかについて解説します。
目次
Rakuten Casaとは、フェムトセル
Rakuten Casaとは、フェムトセルです。
出典https://network.mobile.rakuten.co.jp
フェムトセルとは、<span class="marker-orange"><b>固定回線を利用した携帯電話の基地局</b></span>のことで、自分の家や事務所に小さな基地局をつくることができるというものです。
固定回線を基地局にして無線で通信することができるようになる。という意味では、無線LANルーター、Wi-Fiルーターと同じじゃないか?と思うかも知れませんが、基地局をつくるので、あなた以外の楽天モバイルユーザーも回線に接続することができるようになります。
知らない誰かが自分の回線に接続する可能性がある機械なので、普通の個人ユーザーでフェムトセルを設置している人はほとんどいません。
フェムトセルの一般的な使い方
フェムトセルは、楽天モバイルだけではなく、ドコモ、AU、ソフトバンクからも提供されています。
一般的には、フェムトセルは、店舗や事務所など、不特定多数が利用する場所で電波の入りが悪い場所に設置して、お客さん、出入りする人の不満を解消するために使うものです。
ただ、楽天モバイルのユーザーはまだ少ないので、電波が悪い。という不満、クレームが出ることはほとんどないでしょう。
そのため、楽天モバイルのフェムトセルは、今の時点ではあまり必要性がないかな。というのが正直なところです。
Rakuten Casaを設置すると、楽天回線エリアになる
Rakuten Casaを設置すると、その電波が届く範囲は、楽天回線エリアになります。
つまり、データが使い放題になるということです。
ただ、個人で使う分には、無線LANルーターでWi-Fi接続をしても同じことです。
お店などで、当店は楽天回線エリアです。データ使い放題です。というアピールには使えるかと思いますが、もう少し楽天モバイルユーザーが増えないと、あまりメリットはないかもしれませんね。
Rakuten Casaには、ルーター機能もついている
フェムトセルは、無線LANルーターとは違うということは分かったかと思いますが、<span class="marker-orange"><b>Rakuten Casaには、無線LANルーター機能も搭載されています。</b></span>
ですから、無線LANルーターを持っていない人で、他の楽天モバイルユーザーに接続されることに抵抗がない。という方は、Rakuten Casaを無線LANルーター代わりに利用する。というのもアリです。
Rakuten Casaは0円で提供されており、事務手数料が3,000円かかりますが、後日3,000円相当の楽天ポイントがプレゼントされるので、実質無料で無線LANルーターが設置できるということになります。
ユーザーは無料で無線LANルーターを手にすることができて、楽天モバイル側は、少しでも楽天回線エリアを増やすことができるので、双方にメリットがあるということですね。
Rakuten Casaの設置条件
Rakuten Casaを設置するには、いくつかの条件があります。
個人の場合は、楽天モバイル(MVNOではなくて、MNOのUN-LIMITプランの方)と、楽天ひかりに契約している必要があります。
法人の場合は、楽天ひかりに契約している必要があります。
今のところ、楽天ひかりに契約している必要があり、フレッツ光などのユーザーは設置できません。
また、九州の一部地区
- 宮崎県:西都市、高鍋町、新富町、宮崎市
- 長崎県:五島市、新上五島町、西海市
- 鹿児島県:阿久根市、薩摩川内市、いちき串木野市
では設置できません。